五感を総動員して感じるもの

五感を総動員して感じるもの

明治時代に岐阜県から上京した方が東京の本郷菊坂町に本格的なホテルを開業しました。

 

このホテルは文壇会では貴重な資料を提供してくれたもので尾崎士郎、宇野浩二、広津和郎、宇野千代、等の数多くの小説家が定宿として若き日を送った事で有名です。

 

くすくす 福岡博多店

 

このホテル内での様々な逸話が題材になって森光子さんが主演での「本郷菊富士ホテル」が長期のお芝居になった事も有りますし数多くの小説家が題材にしています。

 

このホテルは残念ながら第二次世界大戦の東京空襲で焼け落ちて無くなってしましましたが、そのホテルの三男が広津和郎の影響を受けて芸術写真家として戦前・戦後も当時の有名女優のポートレイト写真を撮影してきたことで知られます。

 

この三男は終戦後にアーティストとしての感性を生かして素晴らしい日本庭園と数寄屋造りの日本旅館を熱海で開業して有名になったこともあります。

 

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氏の感性は妥協を許さない写真芸術家としての研ぎ澄まされた物がありましたので、氏の経営していた日本旅館での和食は他の追随を許さないほどの完璧なものでした。

 

食材の吟味から始まって出汁として使うコブや鰹節の品質の一つ一つにこだわります。

 

赤坂の雰囲気が良いイタリアン

 

氏の持論として料理を味あうには人の顔に付いている「目・鼻・口」の順番通りに、初めに目で見た盛り付けや器の美しさを感じて、次に鼻で味覚をそそるような臭いを感じます。

 

その上で最後に料理を口に運んで味合うものだそうですが、その途中では顔の両側面に付いている耳で会話や音楽を感じてトータルに五感を用いて料理を感じるのがグルメの基本だそうです。

 

決して料理を能書きや説明を聞いて感じるものではなくて自分の五感を総動員して感じなくては大切な食材にも調理師にも失礼になるそうです。